FILM
ABOUT
『原点回帰の旅』
サーフィンをもっと深く理解したい想いからその原点に立ち返り、サーフボードの原点である木製サーフボドードの「アライア」と共に旅に出た。その旅は、いつしか人生を本気で考えるための「原点回帰の旅」へとなっていた。山へと入り、木を切り出し、自ら作ったアライアで波に乗り、目の前にあるモノ・人・自然など全てが『当たり前』の存在ではないと実感した。新しいモノがすぐに手に入るこの時代に、全ての人が全ての存在に改めて感謝の気持ちを持てたら、そこにはきっと『皆が幸せ』と感じる世界があるのではないか。
OCEANTREE PROJECTは、そんな大きな想いをサーフィンを通じて表現するプロジェクトです。
STORY
『OCEANTREE 第二弾について』
サーフィンの原点である「アライア(木製サーフボード)」を題材にサステナブルな暮らしを発信すべく、ドキュメンタリー映画『OCEANTREE ~ The Jorney of Essence ~』第二弾を制作。第一弾を発表した2017年から4年ぶりとなる本作では、今から1200年以上も前の平安京を築くために繁栄した京都市京北地域の山で採れた杉の木で、堤淺吉漆店4代目となる堤 卓也氏と共に「漆アライア / URUSHI ALAIA」を制作する。平安時代から日本の文化を支えてきたこの山で、サーフボードが制作されるのは歴史上初の事。そして、最後には京都の北部に位置する日本海の波を滑りおりる。たった1本の遊び道具は山・里・川・海の地球規模の大きな循環と繋がりを表す。私たち日本人が大切にしてきた地産地消の文化とサステナブルな暮らしを、サーフィンを通じて国内はもちろん世界に向けて発信をする。本作は2021年冬にオリジナル上映会として発表をし、その後はイベント等で上映。※イベント情報はホームページやSNS等でお知らせしています。
『日本伝統文化から学ぶ、持続可能な暮らし』
漆は「伝統工芸」と位置づけられ貴重な存在だが、今も続くその長い歴史から、現代に生きる私たちが課題とする「持続可能=サステイナブル」な暮らし方へのヒントがあるのではないかと考える。本作で共演する堤淺吉漆店4代目の堤卓 也氏は「若い子にも漆を身近に感じて欲しい」という想いから、サーフィンやスケボーやスノボーなどの遊び道具に漆を塗りプロダクトとして発信をするなど、15年後に大きくなる漆の木を子供たちと苗から植えて森を作る「工藝の森」を設立。工芸を想い、地域を想い、子供たちの未来を想い、楽しく変換する堤氏やその友人たちも共演。
『里山文化の原風景が、今なお残る京北地域』
京北は京都市の北部にある地域。杉の良材の産地として知られ、古代より水運を利用した京都の重要な木材供給地であった。平安建都以来の木材供給地として古くから都の生活を支え、「御料地」として皇室とのつながりが深く、日本の歴史・文化を支えてきた重要な地域だ。京北の山奥には日本屈指の巨大杉の森があり、中には樹齢1000年といわれている巨木がある。京北の木こり達は古くから山の資源を大切に受け継ぎ、未来へと引き継ぐために山を育ててきた。自然と調和し、日本の原風景である里山文化を今なお引き継ぐ地域だ。
NEWS
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“OCEANTREE ~ The Journey Of Essence ~ Episode.2 in Kyoto (2021)” オンライン配信開始
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OCEANTREE PROJECT 2023イベント情報
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「水の星 つなぐ」にて上映&コラボレーショントーク開催
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OCEANTREE PROJECT Miyazaki Tour 2023
MEMBERS
PROJECT FOUNDER
石川 拳大 / Kenta Ishikawa
1994年生まれ湘南出身、家族の影響で4歳からサーフィンを始める。高校時代はオーストラリアのゴールドコーストに4年間留学。大学では卒業制作に映画『OCEANTREE ~ The Journey of Essense ~』を発表。現在は日本情報通信株式会社 (NI+C) のアスリート社員として、国内外の大会に参戦中。また、その他の様々なプロジェクトに参加。
CINEMATOGRAPHER
八神 鷹也 / Takaya Takaya
1994年生まれ湘南出身、サーフィン歴10年の世界をまわる映像作家。高校生の時メディア業界に入り、TV番組や企業のCM・PVなど様々な作品の制作に携わる。石川拳大と学生サーフィン連盟の大会で出会い、共にサーフィンの新しい表現に挑戦中。
株式会社堤淺吉漆店工藝の森
堤 卓也 / Takuya Tsutsumi
1978年生まれ。明治42年創業の漆を扱う数少ない原材料店の4代目。国宝・重要文化財建造物の修復に採用されるなど、日本を代表する漆メーカーとして、新しい表現への挑戦を続けている。新たな活動「工藝の森」では子供達と0から森を作るプロジェクトを発足し15年後の未来を創っている。
Lasca Woodworks
ロドリゴ・マツダ / Rodrigo Matsuda
日系ブラジル人39歳、シェイパー/デザイン/木工職人、ラスカウッドワークス創設者。2006年以来、ペルー、オーストラリア、日本、ブラジルで学んだ技術を使用して、すべて手作りの木製サーフボードを作製。優れた性能耐久性と環境への影響が少ない木製のサーフボードを作る。